開発記
App Store に却下されて、コンセプトごと作り直した
2026年8月14日、App Store から却下の通知が届きました。Guideline 4.3(b)(Design - Spam)。 直せば通る類のものではなく、コンセプトごと作り直すことになりました。何を変えたのかを残しておきます。
4.3(b) は、作りそのものへの指摘
不具合でも、審査メモの不足でもありません。同じようなアプリが既にたくさんあるカテゴリに、また1つ足すのか、という問いです。機能を1つ増やしても、画面をきれいにしても、この問いには答えられません。
名前を変えるだけで通そうとする手もあったと思います。やりませんでした。指摘は当たっていたからです。
主語を「人」から「予定」へ移した
いちばん大きな変更がこれです。旧版は人を並べて、そこから選ぶ作りでした。いまは近所の予定を地図に出して、そこへ参加する作りになっています。
- 地図に出るのは募集であって、人ではない
- 1対1固定をやめ、2〜4名の定員制にした
- 合流したあとに会話が始まる。順番が逆になった
「誰と行くか」を先に決めるのではなく、「何をしに行くか」を先に置く。同じ位置情報を使っていても、これで別のアプリになりました。
言葉の表を作って、1箇所に置いた
作りを変えても、説明の言葉が前のままなら意味がありません。 紹介ページも、更新ログも、この記事も、書くたびに前の語彙が出てきます。
そこで「使わない語」と「代わりに使う語」を並べた表を作り、リポジトリの1箇所だけに置きました。紹介ページを書くときも、更新ログを足すときも、この記事を書いたときも、そこを読んでから書いています。
表を2箇所に持たないのは、片方だけ古びるからです。言葉の決まりこそ、写した瞬間に効かなくなります。
旧アプリの URL は、消していません
名前が変わったので URL も変わりました。ただし旧 URL からの転送は残してあります。 配信済みのビルドが焼き込んでいて、いまも参照しているためです。
規約とプライバシーポリシーも同じ考え方で、外部に置いていた旧ページを消さず、条文だけをこのサイトへ移して転送板にしました。
やってみて思ったこと
却下されてから公開までに、機能そのものはあまり増えていません。時間のほとんどは「何のアプリなのか」を決め直すことに使いました。
一人でやっていると、この判断を誰とも相談できません。そのぶん、決めたことを書いて残しておくようにしています。数週間後の自分が、同じ問いをもう一度やらないためです。