PRODUCT · RESURU
返信を考えているだけで時間が過ぎる。その時間を減らしたくてResuruを作った
返したいのに最初の一文が決まらない。その時間を減らすため、3つの返信案から選び、自分の言葉に直すAI返信アプリ「Resuru」を作った理由を書きます。
メッセージは届いている。返したい気持ちもある。それなのに、「なんて返そう」と考えているだけで時間が過ぎる。 Resuruは、その小さな停止時間を減らしたくて作りました。
返信そのものより、返信を始めるまでが長かった
長い文章を書きたいわけではありません。「休みの日は何してる?」「今度ここ行ってみたいね」。短いやり取りほど、相手との距離感や温度を考えて言葉が決まらないことがありました。
一度書き始めれば直せます。でも、何もない入力欄から最初の一文を作るところで止まる。私が減らしたかったのは、文章を書く時間よりも白紙の前で迷っている時間でした。
1つの答えではなく、3つから選べるようにした
AIに1つだけ返信を書かせると、その文章が正解のように見えます。でも実際には、少し明るく返したい日もあれば、短く自然に返したい日もあります。
そこでResuruは、届いたメッセージに対して3つの返信案と、返し方のアドバイスを表示する形にしました。「考える」より先に「選ぶ」ことができれば、ゼロから始めなくて済みます。

AIの文章を、そのまま送るアプリにはしなかった
返信案の横に送信ボタンを置けば、もっと速くできます。でも置きませんでした。AIは相手との関係をすべて知っているわけではなく、その一文が自分らしいかを判断できるのは最後は本人だからです。
Resuruが担当するのは下書きを出すところまで。読む、直す、送るか決める。その部分は利用者に残しています。便利にする範囲を広げすぎないことも、プロダクトの設計だと考えています。
会話を預からないことも、最初から決めた
返信を助けるアプリは、相手との会話というかなり個人的な情報を扱います。便利さだけを考えるなら、サーバーに履歴を置いたほうが作りやすい機能もあります。
それでもResuruでは、会話履歴を端末内に暗号化して保存し、ClearDropのサーバーには置かない構成にしました。返信案を生成するときに必要な文章は外部のAIへ送りますが、履歴をこちらで持ち続けないことを優先しています。
その代わり、機種変更では自動で会話が移りません。便利さとの交換条件まで含めて、会話をサーバーに置かない理由と機種変更に詳しく書いています。
目指しているのは、返信を上手くすることではない
うまい文章を毎回送れるようにしたいわけではありません。返したい相手がいるのに、最初の一文が決まらず後回しになる。その時間を少し短くできれば十分です。
文章をAIに任せきるのではなく、自分の言葉に戻ってくるまでの入口を軽くする。 その距離感を崩さずに、これからもResuruを作っていきます。
JOURNAL
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