本文へスキップ

PRODUCT

サイトが検索に出ないときの確認手順。未登録12件を分解した

石井和秀 · ClearDropSHARE

検索に出ない原因を、載っていない場合と順位が低い場合に分けて確認する手順。Search Consoleの未登録12件を1件ずつ開き、直すべき2件を見つけた記録です。

虫眼鏡の輪の外側に、いくつかの四角が取り残されている図
この記事の目次

サイトを公開したのに検索に出てこない。原因は「インデックスされていない」と「インデックスはされているが順位が低い」で、まったく別の問題です。混ぜて考えると手が止まります。私は自分のサイトで両方に当たったので、切り分ける順番と、実際に見た画面をそのまま書きます。未登録12件を1件ずつ開いたら、直すべきものは2件だけでした。屋号で1ページ目に出なかった原因も、サイトの作りではなくサイトの外にありました。

最初に切り分ける。載っていないのか、出ないのか

検索窓に site: を付けて自分のドメインを入れます。site:example.com の形です。ここで自分のページが出てくれば、Googleには載っています。出てこなければ、載っていません。

載っているのに探している言葉で出てこないなら、それは順位の問題です。載っていないなら、インデックスの問題です。この2つは直し方がまったく違うので、先に分けます。

私の場合は載っていました。トップ、記事一覧、更新ログ、各ページが並びます。それでも屋号で検索すると1ページ目に出なかったので、後半の順位の話になります。

⚠️ 先にこれをやらないと、設定をいくら直しても順位は上がりません。逆に、載っていない状態で記事を増やしても1本も出ません。手を動かす前に、どちら側の問題かを決めます。

載っていないときに見る、五つの設定と順番

下の五つのうち、自分でやってしまいやすいのは一つ目です。公開前に検索避けの設定を入れて、そのまま公開する。画面はふつうに見えるので、気づく手がかりがありません。

二つ目の「全部開けるか」は、手で確かめると数が多くて続きません。私は一覧を読んで全URLを叩く検査を用意して、ビルドのあとに毎回走らせています。sitemapの中身とページの実体がずれるのは、ページを消したときです。

  1. 01 インデックスを拒否していないか

    ページのソースに noindex が入っていないかを見ます。公開前の設定が残っていることがあります。robots.txt でクロールを止めていないかも同時に確認します。

  2. 02 sitemap を出して、全部開けるか

    /sitemap.xml を開いて、載せたいURLが入っているか見ます。数えるだけでなく、全部を実際に開いて200が返るかまで確かめます。sitemapに載っているのに404のURLがあると、そこで信用を落とします。

  3. 03 Search Console に登録しているか

    登録していないと、原因が何も見えません。所有権の確認まで済ませて、sitemapの場所も伝えておきます。ここから先の確認は、全部この画面でやります。

  4. 04 URLが正しく1つに定まっているか

    http と https、www の有無で別のURLになっていないか。canonical が自分自身を指しているか。同じ中身が複数のURLで見えると、評価が分かれます。

  5. 05 単に新しすぎるだけではないか

    公開直後は、まだ来ていないだけのことがあります。ここは待つしかありません。焦って何度も申請しても早まりません。

「未登録」の件数は、そのまま不具合の数ではない

Search Console の「ページのインデックス登録」を開くと、登録されなかった理由が並びます。ここで大事なのは、全部が不具合ではないことです。

私のサイトでは未登録が12ページありました。数だけ見ると多そうですが、理由ごとに開いてURLまで見ると、実際に直すべきものは2件だけでした。

残りは正常な状態です。http から https への転送、クエリ付きのURLがcanonicalで本体へ寄せられているもの、Google側がまだクロールしていないもの。どれも設計どおりに動いた結果でした。

下の表の四つ目、「クロール済み - インデックス未登録」を開いたら、6件のうち4件が記事ごとの共有カード画像、1件がRSSのフィードでした。どちらもページとして検索結果に出るものではないので、載らないのが正しい状態です。

残る1件だけが実際のページでした。規約とプライバシーポリシーのページです。法務のページは内容が定型的なので、Googleが載せないことはよくあります。公開から日も浅かったので、そのまま様子を見ることにしました。

件数の多さより、URLを1つずつ開くことのほうが大事です。数字だけ見て慌てると、正常なものまで直そうとして時間を使います。私は最初、12件という数字を見て設定のどこかが壊れていると思いました。開いてみたら、壊れていたのは2件でした。

未登録の理由と、直すべきかどうか
理由中身対応
見つかりませんでした(404)消したURLをGoogleが覚えている直す。転送を置く
ページにリダイレクトがありますhttpからhttpsへの転送正常。何もしない
代替ページ(canonicalあり)クエリ付きURLが本体へ寄っている正常。何もしない
クロール済み - インデックス未登録画像やフィードなど、ページでないもの中身を見て判断
検出 - インデックス未登録見つけたがまだ来ていない待つ

表は左右にスクロールできます。

404の中身を見たら、消した画像の口だった

「見つかりませんでした(404)」の2件を開くと、記事ごとの共有カード画像のURLでした。以前はそこで画像を生成していて、作り直したときにルートごと消していたものです。

ページ自体は生きているので、画面を見ても何も起きません。リンクも張っていないので、こちらから辿る経路がない。Googleが古いURLを覚えていて、クロールして404を受け取り、報告されていました。

直し方は転送です。消えた画像の口から、いまその中身を持っている画像へ恒久転送を置きました。行き先をページ本体ではなく画像にしたのは、元が画像の口だったからです。昔SNSに貼られたリンクのカードが取り直されたとき、これなら絵が戻ります。

ついでに見つかったのが、存在しないURLでも画像だけは200を返していたことでした。ページ側は404なのに画像側は汎用の絵を返す作りで、任意の文字列でクロールできるURLが際限なく生えていた。こちらも404を返すようにそろえました。

この2件から学んだのは、消したURLは消えていないということです。Googleは覚えています。こちらから辿る経路がなくても、外から叩かれます。ページを消すときは、転送を置くところまでを1つの作業にしました。

⚠️ 恒久転送の行き先を、公開予約中のページにしないこと。行き先が公開時刻まで404を返すので、転送した先でまた404になります。私はこの取り違えを検査で止めるようにしました。

載っているのに出てこないとき、原因はサイトの外

ここからは順位の話です。私の場合、屋号で検索しても1ページ目に出ませんでした。

調べて分かったのは、同じ名前の企業や製品が8件ほどあることでした。光学機器の会社、大手ジュエリーの商品ライン、別の開発者の同名アプリ。どれも自分より長く存在しています。サイトの作りの問題ではありませんでした。

さらに、言語を日本語に絞って検索すると1位でした。見る条件が違えば結果も違うということです。「検索に出ない」と感じたら、どの条件で見たのかを確かめると、直すべきものが変わります。

順位が低いときに見るところを並べます。上から順に見て、途中で止まることのほうが多いです。

私は下の一覧の2つ目で止まりました。屋号での表示回数は、90日で16回しかありませんでした。1ページ目を取っても、来る人はほとんど変わらない数字です。そこに時間を使うより、実際に検索されている言葉の記事を増やすほうが効きます。

この切り分けをせずに順位だけ追うと、労力の行き先を間違えます。私は最初、屋号で1ページ目を取ることを目標にしていました。表示回数を見て、目標そのものを変えました。

名前で埋もれる話はAIでアプリ名を考えるときの質問例と、埋もれない絞り込み方に、同名の調べ方はAIを使った競合調査の進め方|裏の取り方と、任せない判断にまとめました。

  • Search Console の検索パフォーマンスで、実際の掲載順位と表示回数を見る。
  • 表示回数がほぼ無いなら、順位の前にその言葉が検索されているかを疑う。
  • タイトルと説明文が、検索する人の言葉になっているか。
  • 同じ話を複数のページに分散させていないか。
  • 外から自分のサイトへ張られたリンクが1本もない状態になっていないか。
  • シークレットウィンドウと、言語を絞った条件でも見たか。

よくある疑問と、直したあとにやるべきこと

サイトを公開したのに検索に出てきません。何から見ますか?

検索窓に site:自分のドメイン と入れます。出てくれば載っているので順位の問題、出てこなければインデックスの問題です。この2つは直し方がまったく違うので、先に分けないと手が止まります。

Search Console の「インデックス未登録」が多いのですが、まずいですか?

件数だけでは判断できません。私は12件のうち、直すべきものが2件だけでした。残りは転送やcanonicalが設計どおりに働いた結果です。理由ごとに開いて、URLを1つずつ見ます。

共有カードの画像やRSSが未登録になっています。

載らないのが正常です。ページとして検索結果に出るものではありません。私の未登録6件のうち、5件はこれでした。直そうとすると時間だけ使います。

規約やプライバシーポリシーが登録されません。

法務のページは内容が定型的なので、載らないことはよくあります。検索から来てほしいページでもありません。公開から日が浅いなら様子を見て構いません。

消したページの404が報告されます。放置していいですか?

転送を置くのがよいです。Googleは消したURLを覚えています。こちらからリンクを張っていなくても、外から叩かれます。ページを消すときに転送まで置く、を1つの作業にしました。

「修正を検証」はいつ押せばいいですか?

本番で直っていることを確かめてからです。私は転送を入れたあと、実際のURLを開いて308が返り、行き先が200であることを確認してから押しました。検証は取り消せないので、慌てて押しても得はしません。

屋号で検索しても1ページ目に出ません。

同じ名前の会社や製品がないか調べます。私の場合8件ありました。サイトの作りの問題ではありません。そのうえで表示回数を見ます。検索されていない名前なら、1ページ目を取っても人は来ません。

直したら、どれくらいで検索結果に反映されますか?

数日から数週間かかりました。その間に別の作業を進めるのがよさそうです。何度も申請しても早まりません。私は待っている間に、実際に検索されている言葉の記事を増やすほうへ時間を回しました。

転送や設定を直したら、Search Console の該当の理由から「修正を検証」を押します。Googleの再クロールが早まります。結果が出るまでは数日から数週間かかります。

この記事で書いていないのは、順位を上げる具体的な手だてです。私が確かめられたのは切り分けの部分までで、順位が上がった過程はまだ自分のデータで語れません。書けるようになったら別の記事にします。

公開前に見ておく項目はアプリ公開前チェックリスト。全部通したのに問題が出た六つにまとめています。アプリ向けですが、URLとリンクの確認は同じ考え方です。

JOURNAL

KEEP READING
  1. 二本の道が並び、途中で片方からもう片方へ細い橋が架かっている図PRODUCTFlutterとSwiftどちらを選ぶ?両方で作って分けた基準FlutterとSwiftUIの両方でアプリを作った立場から、出すOSと触る機能で選び分ける基準を整理。1つのアプリの中で混ぜた例と、どちらでも減らない作業も。
  2. 積み重なった層の一つだけに鍵の印が付いている図PRODUCTSupabaseとは?個人開発で使える機能と権限設計の注意点Supabaseでできることと、個人開発でつまずく行単位の権限を3本のアプリで使う立場から整理。権限を締めて本番を止めた失敗と、触る順番も書きます。
  3. 夜の机でノートパソコンに向かう人を後ろから見た図。「一人開発 × AI」の文字PRODUCT一人開発でAIを使うなら何から始める?5段階で試した活用法企画・実装・確認・調べもの・公開の5段階で、AIに任せた作業と自分で決めた作業を整理。一人でアプリとサイトを運営しながら試した範囲で書きます。
Journalへ戻る